グループホームの求人ではどんな仕事をする?
グループホームの求人で求められる仕事はさまざまですが、基本的には入居者である高齢者、特に認知症の方々の生活全般を支える介護業務です。
まず日常的な介助として、食事、入浴、排せつなどの基本的な身体介護を行います。
食事の介助では、一緒に食卓を囲んで声かけをしたり、必要に応じて食事の介助をしたりすることがあります。入浴介助では安全に配慮しながら、利用者一人ひとりのペースに合わせてサポートを行います。排せつ介助も重要な業務であり、尊厳を守りながら安心して過ごしてもらうための配慮が欠かせません。
掃除や洗濯、買い物、料理といった家事全般も日々の業務に含まれます。
グループホームは「家庭的な生活」を提供することが基本とされているため、職員自身も入居者と一緒に調理を行う場面が多くあります。これによって入居者の生活意欲を高め、自立支援につながる工夫がなされています。また、買い物や外出の付き添いをすることもあり、地域社会との関わりを保ちつつ、利用者の生活を豊かにする役割も担います。
日々のレクリエーション活動の企画・実施も重要な仕事のひとつです。
季節の行事や誕生日会、簡単な体操、歌の時間、工作などを通じて、入居者が心身ともに活発でいられるように工夫を凝らします。レクリエーションは単なる楽しみだけでなく、認知症の進行を遅らせたり、コミュニケーションの活性化にもつながります。そのため職員には創造性と気配り、そして入居者一人ひとりの興味や状態を把握する観察力が求められます。
また、介護記録の作成やご家族との連絡、医療機関との連携も重要な業務です。このようにグループホームの仕事は、介護だけでなく生活支援、家事、レクリエーション、記録管理、家族対応といった幅広い内容で構成されており、入居者にとって「第二の家庭」として安心できる環境をつくる役割を果たしています。
人と接することが好きで、思いやりと柔軟な対応力を持っている人には、とてもやりがいのある仕事といえるでしょう。
2025.07.18